まだE-510を持っていない頃に行った袖ヶ浦風力発電所に、やっとE-510を持って行ってきました。
JR内房線の長浦駅を降りるとすぐ風車が見えるので、そちらに向かって歩いくと、いかにも工業地帯のような匂いが漂ってきて、風車が良く見渡せる港に着きます。
この日は雲が低くて、工場の煙がそのまま雲になっているような空が面白かったです。
前回気付かなかった、エコ・パワーのロゴが後ろに描いてあります。円筒形のナセルはなんだか和みますが、このブレードはやたら鋭利さが際立つカーブで、他のメーカーの風車とは一線を画す雰囲気があると思います。なんとなく「女の人」みたいな感じです。
この日は、工場の煙のせいか以前と同じように風景が白っぽく見えて、しかも風車も停止していて(じわじわと角度を変えてはいましたが)、どうもあまりいい写真を撮れた気分になれないままその場を後にしました。でも家に帰って写真を見直してみたら、それほど悪いものばかりでもなく、自画自賛とはいえこうして公開する気になれる写真も撮れました。
写真を撮りに行くと、その場では「これは良い写真が撮れたなあ」と思っても、家に帰って見直すと全く良くない写真ばかりだったり、今回のように、その場ではいまいちな気分でも家で見るとそれなりだったりすることがあります。撮っているときの気分と見直しているときの気分の差でそういう事が起こるのだと思いますが、そのせいで、いつかの自分にとっては良いものがどこかに埋もれてしまったり、良くないものを公開してしまったりという事が起こるのかも知れないと思うと、いつも同じ気分でいることの難しさについて考えてしまいます。
大きなサイズの写真などはこちらです。
■この風力発電について
- メーカー : 荏原フライデラー
- 定格出力 : 1,500kW
- タワー高/ロータ直径 : 65m/70m
- 設置者/用途 : エコ・パワー株式会社/売電
- 設置年月 : 2006年3月
- その他 : エコ・パワー株式会社の詳細ページ